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どうしよう 卒FIT

卒FITになります。

以前、自宅太陽光発電について以下の記事を書きました。今年いよいよ卒FITの年になりました。

昨年の発電実績と収支の整理

昨年、長男が就職で家を出てから娘と二人の生活になりました。この家族構成での2021年の電気料金支払実績は以下になります。

日数¥ 料金総量朝晩夜間
13112,39259828153264
23110,20748323329221
3288,43037817821179
4318,50337816722189
5308,34534015127162
6318,88334817130147
73010,49637819454130
83111,11139420861125
93111,02640120051150
10309,58736015544161
11319,89338615237197
123010,78942416935220
合計365119,662486822594642145

売電実績は年間で90258円でした。これから、支払った電気量は約2万円弱になります。年間2万円で電気を使っていたことになります。

昨年より前は子供がもう二人多かったので電気の使用量も多かったと思います。が、発電量は変わりません。

卒FITの我が家での意味

さて、上記は180万円の投資をしたおかげで今年は年間2万払うだけで済んだ。また、前回の検討で10年で投資はほぼ回収できたとなっています。つまり、先に180万円はらって補助金と電気代を10年払わないことで行ってきた回収が終わるというのが正しい認識になります。

なんか損するような気持になったのですが、そんなことはありません。太陽光発電設備を設置してFITを行ったのは儲けることを考えたわけではなくて、太陽光発電という再生可能エネルギーを作る設備を設置して使うことで、社会貢献することができたということです。

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/outline/index.html

これからはどうなるんだろう。この設備を稼働させることで再生可能エネルギーを生み出して社会で使うことを続けるのは問題ありませんよね。

何が変わるのか

自分の環境はどう変わるのでしょうか。このままの契約だと年間電気料金12万円を支払うことになります。これは高いのでしょうか。下記にデータがあります。

https://kakaku.com/energy/article/?en_article=24

二人世帯で年間12万円は適切な金額です。何も変えなくても世間並の環境で生活はできそうです。(あたりまえか。)

もともとFITは得するものではありません。得しないような設計(投資回収均衡)数値ですから。産業用太陽光発電は投資分の回収10年でその後の10年が利益を生む構造です。借り入れをした場合、投資分の回収は10年以上かかります。発電設備として20年は稼働させることが前提です。

卒FIT対策はするのか?

https://looop-denki.com/low-v/denkinavi/fit/

では、卒FITの記事で、自家消費、蓄電池、エコキュートと勧めてくれるのはなぜなんでしょうか。家庭用蓄電池はどこをどう読んでも投資すべき内容じゃないです。今の価格では回収できません。そもそも製品寿命が短いです。電気自動車の電池さえ乗り続けるには交換しないといけません。インフラにするには寿命が短いと思います。

家庭に蓄電池を設置して、太陽光で発電した電気を蓄えることでエネルギーが自給自足できれば非常に安心な災害に強いシステムが構築できます。送電は不要で、災害時の対策さえちゃんとできれば社会インフラを変える可能性があります。

太陽光発電と電気の蓄積ができればローカルクローズなシステムが構築できます。どのように貯めるかが課題です。エネルギー変換(揚水発電、水素生成、各種電池など)が課題。現在の蓄電池を入れても社会貢献はできそうもありませんし、個人的な意見では今の価格の半値にならないと投資回収には値しません。太陽光発電設備は社会のために運用継続することで貢献するのが一番なようです。

そのまま売電すると東京電力は8.5円なので約5分の1の売り上げになります。そうすると2万円。敷地内に電柱一本敷設したときに東京電力からもらえる金額よりは多いです。

https://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/2203/02/news032.html#utm_medium=email&utm_source=sj-day&utm_campaign=20220303