投稿者「HiMi」のアーカイブ

硫黄岳 三度目の正直

今回は、たまたま美濃戸口の駐車場がいっぱいだった時にリカバリーで行ってみた桜平の経験から計画しました。

3時起きで桜平駐車場(中)に6時着。6時30分スタート。下見で美濃戸口からやまのこ村までのダートとは違い路面の凹凸が小さいのでレヴォーグでも底を打たないだろうことを確認していたので行けました。ただ、四輪駆動でスタッドレスでないと危険です。途中で道を譲った車がFFで傾斜の大きな坂を上れませんでした。

桜平駐車場(中)に駐車してここからスタートすると距離も高度も日帰り可能になりました。

残念ながら操作ミスで温度ロギングは取れませんでした。入れたつもりで入っていませんでした。それほど寒くはなかったです。途中確認したときの気温は-6℃ぐらいでした。

ウエア

  • 上BASE:ファイントラックドライレイヤ+patagoniaのキャプリーンMW
  • 上MID :パタゴニアマイクロパフフーディ+モンベルストームパーカー(アイゼンと同時に着用)
  • 下半身 :Minus33ウールタイツ+ノースフェースアルパインライトパンツ
  • 靴下 :ミズノサーモ5本指+スマートウールマウンテニア マックスクッション トールクルー
  • 手袋 :ニトリルゴム手袋、トレックメイツThaw+モンベルアルパイグローブンアウター
  • 靴  :スポルティバ ネパールキューブGTX
  • アイゼン:グリベル G12エアーテックEVOデュアルマティック
  • ピッケル:ブラックダイアモンド レイブン60cm
  • 手袋予備:ニトリルゴム手袋、BDグリッドテックMW、モンベルパウダージップミトン(予備はすべて使用せず)
  • シェル:モンベルアルパインパンツ(使用せず)
  • その他:モンベルチェーンスパイク、モンベルパーマフロストダウンジャケット(使用せず)

樹林帯から樹林帯を抜けるまで、オーレン小屋から赤岩の頭です。樹林帯はそれほどでもありませんが、樹林帯を抜けると1mぐらい?の積雪でした。偉大な先人が昨日トレースを昨日つけてくれているのですが、それでも踏み抜きます。初めての雪中行軍経験でした。

赤岳鉱泉からと反対から上がってきました。オーレン小屋からアイゼンを付けましたがこれだけの雪ではチェンスパで十分ですね。ピッケルも持ちましたがいらないです。硫黄岳を見ていますが実はこれは硫黄岳ではありません。この向こうにあります。

これを上っていくとこうなります。この脇をトラバースして山頂に出ます。トラバース部分が一番危険な場所。落ちたくない場所、本当にステップが崩れないか怖くて写真どころではありません。

ここを過ぎて山頂に出ます。アプローチ中から爆風で慣れていない私はたびたび耐風姿勢で停止します。なにせアイゼンで岩と氷はとても歩きにくく足首がかくっとなります。アイゼンを長い時間装着して、こうした場所を歩くのはまだ厳しいところがありますね。

頂上からの展望は素晴らしい。が、すべてが初めての体験で爆風、足元不安、かつサングラスをしているので画像も暗くてちゃんと取れていないのが残念。本来の目的は写真なので、経験値を上げて再度チャレンジしたいところ。

初体験が多く、心理的余裕もなくあっと言う間に時間が過ぎました。とてもワクワクします。帰宅して落ち着いて考えると..

アイゼンについて:おそらく今回歩いた場所でアイゼンが必要なのは森林限界超えて、頂上アプローチするところからのみです。雪と氷の岩場歩行はかなり慣れが必要ですが、トレーニングする安全な場所がなさそう。今のまま凍結した急斜面に行くと転んで最悪のケースになりかねない。転んだらまず止められないと思うな。ガイドさんと行くしかなさそう。今のレベルを繰り返し練習することかな。

冬靴とアイゼン装着:まだ経験値が足りない。足のいろんなところが痛くなってくるのでもう少し経験値を上げてコントロールしたい。練習で冬靴で丹沢歩行はありですね。

ウエアコントロール:今回のウエアはオーバースペックでした。この気温なら上ミドルはR1で十分。確かにこれまでの経験では-12℃程度でマイクロパフでした。下も薄めのベースで十分でした。

グローブ:今回の気温でのグローブとしてはちょうどいい感じです。前回、ニトリルゴム手袋とトレックメイツのThawが相性が良いと書きましたが今回よくありませんでした。よく考えると前回ニトリルゴム手袋を使いまわしたのですが脱いだ時に裏返っていてこれが脱着の滑りを改善していたようです。調べてみるとニトリルゴムは外側は滑らない加工がされているようで、内側は滑りやすいそうです。そこで最初に裏返して装着すると上に着けた手袋の脱着がしやすいことになります。

雪:雪の量が多いところでは体全体が雪に接する時間が長いです。そうなるとウエアが濡れること、手袋が濡れることで稜線に出たときの強風ダメージが大きくなります。このため、深い雪エリアに入る前に防水のためのジャケット着用、オーバーグローブ着用が大事で、同時に汗をかかない運動が重要でした。

汗をかかないためには運動量を下げるかレイヤリングを調整することですがジャケットを着てしまうとそれを変えるのは困難なので事前の経験値で判断できること必要です。

アイゼン、ピッケル、グローブのレイヤリングなど交換や脱着などが発生するのでどこでそれをしておくべきなのかは計画しておく必要があります。

もう67歳になっちゃったがどこまでテクニカル(経験と実践)をやれるのか、体力気力は続くのかという不安と大好きな自然の中で時間を過ごす喜びが入り混じる気持ちです。いずれにせよ着実に経験値を増してできることを増やし、次の山、自然と出会いたい。

2026/1/20から厳しい寒波来襲のようなので、次回は秩父甲武信ヶ岳あたりでも十分雪がありそう。トレースがない点だけ注意して雁坂峠ルートで練習できるか検討してみたい。適度なトラバースと氷あり沢で高度はないので冬靴アイゼン歩行練習にはいいもしれない。