個人事業を考えた。太陽光発電事業はやるべきか

目次

はじめに

昨年2019年10月に建設した太陽光発電所が稼働しました。着手してから2年遅れて発電が始まりました。私はシングルファーザーで専業主夫なのです。太陽光発電を副業でやっています。

なぜ太陽光発電を副業にしたか

人生の転機だった

太陽光発電をを知った時、私はサラリーマンでした。長くメンタルを患っており定時退社させてもらっていました。リーマンショックの後から、事業環境の悪化したことで会社経営も悪化しました。組織をころころ変え始め、経営に余裕がなくなり、優しくなくなってきました。給料が下がり、ポストも減る。こんな奴が今の会社に存在していていいのかといわれている気がしました。

2014年に妻が病気で亡くなったとき、娘は6歳。このままの生活を続けもし病気が悪化して自分がダメになったら私だけではすまないと不安でした。そんなとき、太陽光発電がサラリーマンのサイドビジネス、投資先として注目されているという記事を目にしました。

メンタルを患った、人づきあいが苦手な人間にできるのか

サイドビジネス、副業のイメージはこうです。会社の仕事で自分が得意な(好きな)ことを生かせる仕事をして、収入を得るとともに人脈が作られるという姿です。結果として会社以外の社会が形成される。サイドビジネスでは、人との関係が重要になるため、メンタルを患うような私にとってはできないことと思っていました。

調べてみると、太陽光発電事業は下記にまとめるように設備産業でした。投資した設備が原材料を必要とせず電気を生産して販売します。販売も先も探す必要がありません。発電所のメンテナンス、管理が主要な業務です。一方で、いくら頑張っても収益は固定で増えないということでもありますが、逆に事故などなければ大きな損失もありません。こうしたことから私に向いていると思いました。最悪、メンテナンスは外注しても利益率が下がりますが事業継続は可能です。

本当に効率的な投資なのか、リスクはないのか

病気が悪化する前に退職して、生活を維持していくにはどうしたらよいか。退職してまとまった資金が手に入ったとして、どうやって運用するかは難しい問題です。株式、IPO、ETFなどありますが、私たちの規模では定期的な収入にはなりません。太陽光はぎりぎり可能な投資金額でした。

リスクも銀行融資がサラリーマンでも可能な程度のリスクなので、大きなリスクではないという感じでした。自己責任ですし、踏み切るには不安はありましたが、最も適していると感じていました。

太陽光発電事業とは

2016年当時、太陽光発電は主として太陽光発電設備の提供ポータルサイトで広く紹介しており、サラリーマンが副業として行うというスタイルでした。投資としては確実で利回りが良いと評判でした。

太陽光発電は投資先として”証券やデータ”を購入するのではなく、物理的なものを購入し、発電所を運用することをつうじ、再生可能エネルギーが利用されることになり、その結果、社会を地球にやさしい環境に変えていくという効果(目的)があります。

その目的に対して、国が制度を整備して、民間投資を促し、実際に資金を投資して運営する太陽光発電から生み出される電気に、再生可能エネルギーの利用者皆が広くコスト負担して目的を達成していくという仕組みです。

ある意味ウィンウィンの関係を作っているともとれます。そうでないと投資しませんし、利用者も薄く払うのでなければ離反することになります。

プラントを構築して発電でお金を対価としていただくことはどんなことなのか。投資回収の利回りは普通の債権や信託投資と同じように数値で示されます。しかし、投資に伴って行う活動が全く違います。リアルな世界で草刈を行い、定期的に設備のメンテナンスなどが必要です。つまり、維持管理作業、コストが発生します。また、不動産、動産を伴うところも特徴です。

実際の発電プラント

太陽光に投資する人は事業者もいますし個人もいます。出力電力がメガソーラー(MW)クラスに代表される大規模なもの事業者が行い、価格も入札という仕組みです。個人は50Kw未満の大きさです。

下の写真が、実際のプラントです。運転を開始し、発電電力を送電開始するときの写真です。台風19号の雨が残っています。

この土地は購入したものです。また見えている太陽光パネルやフェンスも購入したものです。これらが資産として所有者の管理範囲に入ってきます。

これができるまで2年もかかりました。実際に契約したのは2017年です。精神的に途中でやめようとも思いましたが、今はやってよかったと思っています。ブログでこの後を紹介します。

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