雁坂峠

雪山ハイキングの計画を立てました。ネット検索で入笠山が初心者向きとあり、車での到達時間と高速料金を調べると片道3時間、高速は片道5000弱かかります。

往復6時間以上かかる。朝5時に出たとして、8時着。6時間歩行して14:00時で帰宅時間が17:00時です。渋滞が始まっている時間帯にかかります。もっと時間がかかることが予想されます。時間のコスパ悪いですよね。ドライブのほうが長くなる。

日帰りでは移動時間2時間程度が限度です。でないと歩行時間の確保ができません。2時間程度で行けて雪に触れられて、初心者向きが理想になります。歩行に7時間かけて、帰着16:00と計画したいいですね。

高速道路で移動時間2時間だと甲武信ヶ岳近辺までです。この辺は奥秩父エリア。目指す山頂ですが、甲武信ヶ岳はコースタイムが長く、雪では通常のコースタイム以上に歩行時間がかかるので私の足では日帰りは厳しい。

ネットで登山記録を調べ、状況や時間を検索してみました。西沢渓谷からは雁坂峠ピストンができそうなところです。これまで一度も登ったことはないのでコース感が全くわかりません。私の地図読みと現地のコース整備状況次第では(道と判断できるところかどうか、リボンがわかりやすいか)行けないかもしれません。最悪、道がわからなければ引き返すことを覚悟して出かけました。

西沢渓谷を目指して東名高速横浜町田-圏央-中央高速勝沼でおりてフルーツラインを抜けていきました。頂上まで4時間がコースタイムになっています。

運転時間はちょうど二時間でした。駐車場を7:45に出発です。

駐車場にも雪があり軽アイゼンを装着。スタートしましたが先行者のトレースはありませんでした。今日は私が最初の登山者のようです。このコースは途中まで舗装された林道を歩きます。この林道がおわったところで登山道がわからなくなりました。しばらく探したのち、ルートはわからず、残念でしたが戻りました。

誰か来ないかなと戻り道を行くと、なんとアイゼンを装着するためにお二人の登山者がザックを下ろしているではありませんか。しかもそのザックの大きさから明らかに宿泊装備。熟練登山者の方とお見受けされました。

お話を伺うと今日は雁坂小屋に泊るとのこと。アイゼン必須ですかと聞くと(峠までなら)途中最初の渡渉でいるかもということでした。(この方たちのアイゼンはグリベル12本でした。)

ダメならそこから引き返すのであとをついていってもいいかと聞きました。ダメとは言われなかった(当たり前か)のであとついていきました。

心身ともに一眼レフを取り出して写真を撮れる状況ではなかったので渡渉の写真はありません。沢が凍ってがちがちの氷でしたが、まだ水平部が一部未凍結だったのでロープを頼りに何とか通りました。もうちょっと凍ると軽アイゼンでは歯が立たず、踏み抜くように力をかけることはできない斜面なので多分ダメ。

その後も渡渉が続き、往路はリボンが見当たりませんでした。冬に一人で来るのは今の実力では厳しかったと思います。帰路は少し余裕たせいか出てリボンを追ってくることができますが、途中でやはりわからないところがありました。

先導してくださったごお二人のパーティの方、ありがとうございました。無事峠までたどり着きました。初めての雁坂峠の雪と差し込む光がきれいでした。雁坂小屋は冬季でも誰もいなければ宿泊できるそうです。

http://karisakakoya.blogspot.com/2017/10/blog-post_24.html

雪が深かったですが峠の風はそれほど強くなく、前回の寒波の大菩薩嶺ほど冷え込みませんでした。

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こちらが道がわからなかったところの写真です。帰りに撮影しました。この写真からわかりそうな気がしますが、行きは誰も通っていないので落ち葉がフラットかつ雪もありましたので登山道には見えませんでした。

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今回、今回は”本当に幸運にも”先導者とお会いできて峠に着くことができました。しかし、反省点が多々あります。ホームにしている丹沢より標高が500m-1000m高い山系の沢沿いのコース。厳冬期かつ初めて。地図は見ていましたが、想像力不足。普段のルートとの特性の違いを想定できない経験不足。

渡渉が多くルートを見失いやすい。川の凍結と雪でその下の状況がわからず、渡渉時にスリップ、転倒のリスクの想像ができず。また、沢を下に見る斜面にそった狭い登山道がありここで凍結によるスリップ、沢への滑落という危険性がありました。

基本的にはアイゼン必須ですね。慣れた方は必要なことを知ってらっしゃるので装備されてます。雁坂小屋は冬季でも宿泊可能で、テント泊も可能。このあたりに通の方もいらっしゃるようですね。アイゼンは必須ですか...どうするか。

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