ゲーム用に自作マシン スペックとパーツ選び

目次

グラボとモニターの選定

メインPCの今回の目的は初めてゲームとなりました。これまでのテーマは無音PCやサーバーでしたので視点が変わります。サイトを回るうちにこちらにたどり着きました。レビュー記事は設計情報やカタログ情報の紹介だけにとどまらず独自機材と評価法による試験結果としてまとめられており、非常に興味深いサイトです。

wisteriear様評価ページ

最初にグラフィックが来ます。これを決めると、ほかの部品もおよそ決まってきます。

wisteriear様グラボの選択一覧表

このリストの分類が参考になりました。すごいですね。ありがとうございます。このリストのどこを狙うかを決めていくことにしました。グラボを選択するにあたって、接続されるモニターについて考えます。これも下記を見て決めました、

wisteriear様モニターの選択方法

今回のゲーム用途ではリフレッシュレートは144Hzを狙いたい。このリフレッシュレートでは4Kではコスパが悪すぎますし、時期尚早ですね。今のタイミングではWQHDを選択します。私の用途ではサイト作成もしますし写真加工もします。視野角が狭いのはちょっとと考えIPSを選択します。

ここまでで、グラボはRTX2070SuperもしくはRX5700XTになりました。モニターはコスパ優先でHP X27iとしました。

あとはRTX2070Super、RX5700XTどっちにするか。

下記のレビューからRX5700XTのコスパがかなり高いのですが、発熱は同程度に大きいこと。イコールファンがうるさい(同等だが)。これについては下記の記事で軽減可能のようです。設定してコスパをとりRX5700XTとするか、オーソドックスにRTX2070Superとするか。

wisteriear様RX5700XTベンチマーク

wisteriear様RX5700XT省電力化方法

最終的にはここは個人的な思い入れで決めました。

以前、仕事でIBMのメインフレームコンピュータを扱ったことがあります。メインフレーム上で工業製品のデザインモデルをコンピュータ上で作成するソフトウエアがあり、それを人間が良し悪しを判断するため、実物のように可視化する機能がありました。

可視化に際し、よりリアルにするため物体に光が当たり反射するさまを計算をするレイトレーシングという技術を知りました。30年たって調べるとRTXシリーズはこれをリアルタイムで実行する機能が実装されていると知りました。当時、一昼夜メインフレームのCPUを回してデータを作成しました。

もちろんモデリングデータが、ソリッドやポリゴンと異なり、解像度も異なるので乱暴な計算ですが、仮に同じ解像度であるとして1画面計算するのに当時は単純に8時間=8x60x60秒=28800秒。RTXが毎秒30フレーム計算できるとすると1/30秒。なんと30年で864000倍の性能になったことになります。

感慨深く、1万円追加してレイトレーシングを夢見ることにしました。RTX2070Superです。

価格ドットコムで価格を調べたところドスパラさんのPalit NE6207SS19P2-1040J (GeForce RTX2070 SUPER JS 8GB)が安い。メーカーを調べてみると台湾製らしいことを知り台湾ファンの私は即決です。

GeForceRTX2070SUPERJS8GB
PalitのHP

Palitの紹介記事

設計開発台湾本社、製造は中国深セン、ロジスティクスは香港という体制。オーバークロック設定をクリアできるデュアルバイオス切り替えスイッチがるのはユニークです。

CPUとマザーボード

CPUを調べると今旬なのはAMD Ryzen。元気なチャレンジャーを応援するのは好きなのですが以前、価格に惹かれAthlonを使ったことがありますがいまいちな印象でした。しかし、今回は違うようです。色々見ましたが全体を俯瞰してくれているのは下記でした。勉強になります。

wisteriear様CPU現状分析

この表にあるようにベンチマークでは優劣つけがたく各人の好みです。ということでコスパで選択します。AMDは絶妙な価格設定をしています。プロセッサ単体としてコスパに差がないので、マザーボードとセットでコスパを追求しました。

ryzen7 3700X 、ASUS TUF B450 GAMING PROが破格の価格46858円で販売しておりこれで確定です。プロセッサーベースの価格を引くとこのマザーが7000円は破格です。当然、デメリットもあり注文してから到着まで3Wかかりました。

このマザーボードのいいところについては下記を参考にさせていただきました。電源設計におけるASUS(台湾)の技術の高さが際立っています。低価格レンジのマザーでも手を抜かない設計製造です。

wisteriear様マザー解析

メモリ

ryzenのメモリーアクセス方法はパフォーマンスを考えるうえで重要です。それはCPUダイを連結するInfinity Fabric PHYの動作クロックがメモリクロックに同期する特性のためです。

また、この同期にはモードがあり、メモリクロック3800Mhz以上で動作クロックはメモリクロックの半分に、それ未満ならメモリクロックに同期するようです。下記を参照してください。この特性からAMDからメモリクロックは3600MHzがピークをとるようです。これを外せません。以下を参考にさせていただいています。

wisteriear様マザー解析

そこで、動作クロック3600MHz動作でコスパのよい低レイテンシメモリを選びます。下記にしました。私の用途では容量は16GBで十分です。

G.SKILLメモリー

SSD

SSDも重要です。ロード時間の劇的改善につながるからです。容量は1TBを選択します。HDDは接続しません。

m.2MVME選択

こちらにしました

m.2MVME仕様

電源

電源は将来的にCPUを105TDPに、グラフィックボード300Wに備えて850W以上で効率GOLDからコスパで選択しました。ファンサイズが14cmというのもよかった。

電源選択

ここから以下を選択しました。

電源仕様

ケース

ケースは以前調べてコスパが高く気になっていたものがありそれを選択しました。台湾製です。

ケースレビュー記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です