目次
契約
2017年12月にエコスタイルとの契約条件をチェックして契約書を交わしました。同時に遅滞なく土地契約をします。土地には以下の契約条件を付けてもらいました。
- 周辺にある雨水だまりを埋める(あら造成)
- 南側の伐採
- 境界線明確化
- 連携費用上限設定
スケジュール
契約当初スケジュールでは土地契約を遅滞なく行えば半年後の2018/5には連携、発電開始の予定でした。
FIT制度
太陽光発電事業を開始するには、固定買取制度に従います。
行政のHPへ 実際の手続きのHPへ実際の申請は下記のポータルがあるのでそちらから行います。当初、サラリーマンが副業で行えますというキャッチフレーズだったのですが、近隣からのクレームを無視して建設したり法律に従わない人が増えたので厳しくなったとい記事があります。
発電所設置申請
2017年年末に土地事業者が行っていた太陽光発電申請をエコスタイルが引き継ぎ申請を進めると連絡がありました。
2018年になっていよいよ手続きが進みます。2018年1月にエコスタイルからの連絡で入力した情報をもとに自分で申請者として経産省に申請を出しました。以下のサイトで行います。
FIT申請ポータルサイトへその後1か月以上進捗がなく2018年3月に進捗を確認すると連携費用99万で出ている(仮)とのこと。
申請不備と連携遅延
トラブルの発生した時の実情をよく述べている記事がありました。まさしくこの状況になってしまいました。
4月に申請が不備との連絡がありました。これは、上記の記事にあるように土地売主がもともと土地を購入した農家が分筆した元の土地を太陽光発電に申請していたため、一つの土地を分けて低圧設備を複数設置する場合、一定期間申請を出せないという制限に抵触したことが原因でした。規定は2014年になされていたそうです。
この件は最終的には土地業者から売主に依頼してそちらの土地の申請を取り下げてもらうことで対応できました。
その後も東電との連携スケジュールが決まりません。当初予定をかなり過ぎているため、エコスタイルに確認したところ2018年6月になって3年以内に連携予定との回答が東電から来たそうです。これには驚きました。申請から3年以上遅れると売電期間20年が遅れた分だけ短くなるためです。
これは申請だけして売電価格を確定し実際のプラント建設をしない事例が多数あり、それに対する対策のため2017年に策定されて制限でした。
連携担当の東電パワーグリッドから連絡がありH31年(2019年)3月連携予定と回答が来ました。これを受けたのはエコスタイルの施工部門です。これで1年延期となることになりました。1年なら土地代金が投資したままになりますが、プラント費用、回収計画の投資回収計画が1年のびますがやむをえません。
だーいぶ待ちました。予定された収入がないこの時期は結構しんどかったですが、何とか乗り切りました。
一年半後に
2019年2月になりそろそろかと思い営業に連絡しました。状況変わりないとう回答があり知りたければ東電パワーグリッドに直接確認してくれと窓口を連絡してきました。最初からそうしておけと怒鳴りたい気持ちはありましたが、これまでの経緯を知らないと東電パワーグリッドに連絡できないので営業担当にヒアリングにはいると急に、
「今日東電パワーグリッドから連絡が入って、完了時期はについては決まっていないとのこと。これ以上は東電パワーグリッドに連絡してくれ」
と言ってきました。これには開いた口がふさがりませんでした。仕方なくそのまま東電パワーグリッドに電話しました。集中センターに電話がつながったようです。担当者は工務店に聞いてくれ(エコスタイルのこと)と言ってきました。どうもたらいまわしにするようです。
「一年間ずっとエコスタイルに確認してきたがらちが明かないため電話した」と伝えました。
「集中センターではわからないので、折り返し支社から連絡させる」と折り返しになりました。
この状況は、おそらくその界隈では有名な話だったと思うのですが建設予定地近辺は太陽光発電設備が多数予定されたため、送電容量が不足したため送電設備を増強しているという事態だったようです。折り返しの連絡で以下のことがわかりました。
- 送電設備増強は全体が終わったわけではない。ただし、私の地域は準備ができているので進めることは可能
- 今月中に連携費用を確定する
- 工務店と連携時期について打ち合わせ可能な状況である
確認すると問題はないとの回答で拍子抜けしました。その旨、営業に教えてあげて、その後のスケジュールを教えてくださいとしたのですが、その後も情報が入手できないようでした。この後工事が進むことになります。がまた、問題が発生しました。土地造成の問題です。
土地問題
工事を開始するに際して現地で立ち合いに行きました。契約から1年8か月が経過していました。現地を見て驚きました。土地の周りにコの字に深く雨水桝が掘られていました。
これダメでしょと思ったのですが、”勘弁してほしい。南側の伐採のため地権者との調整の結果だ”と土地販売者は言ってきました。すでに連携費用確定しているので土地費用の支払いは済んでいました。
エコスタイル建設担当者に工事、補償に影響がないか確認したところ問題ないということだったので、そのまま進めることにしました。
しかしすぐにエコスタイル経由で近隣住人から雨水桝に子供が落ちたりすると危険なので、対処してほしいと工事作業者経由でクレームが入りました。土地販売者と話しましたが、すぐに手は打てないと返事があり、これは20年の経営に影響が出るとまずいと思い即座に自費で対応しました。これ結構悩みました。
60万円!!!余計にかかってしまいました。本来契約ではあら造成と記載されていたのですが、スピードを優先して自分で実施してしまいました。
施工完了/連携立ち合い
工事も終わり連携したのは2019年10月でした。連携立ち合いに出かけました。雨水溝を埋めた後を見るのは初めてです。水色の線が砕石が埋めた跡です。
水色の線幅の砕石が雨水枡を埋めた幅です。
この日は台風19号の豪雨後で1週間たっていますが冠水しています。穴があったら堀になっています。角度を変えてみたところ。
すぐに対処してよかったと思います。まだ、土地境界線の杭が不明確だったり測量図をもらえていません。