今年は北アルプスの常念岳、蝶ヶ岳縦走が計画できず、あきらめてしまいました。そこで前泊で赤岳に行くことにしました。もう娘が一緒に行きたがらないので単独山行になります。老人の単独山行はこの夏も遭難が多発しています。過労、滑落に気を付けないと同じ轍を踏みます。コースは下記。コースタイムはYAMAPで9時間でした。
やまのこ村駐車場-美濃戸登山口-北沢-赤岳鉱泉-行者小屋-地蔵ノ頭-赤岳天望荘-赤岳頂上山荘-赤岳(八ヶ岳)-行者小屋テント場-行者小屋-南沢-美濃戸登山口-やまのこ村駐車場
さて、事前の準備で駐車場をやまのこ村にしました。ここは、無舗装のダートを3Km弱走ります。手前の駐車場と迷ったのですが自分の脚力ではここを歩くと12時間以上かかりそうなのでダート走行強硬しました。コースは前泊で5時スタート。GARMINGPSデータは下記です。

温度変化は下記です。到着が19日22時30ごろです。到着後、車内温度は少し上がってから、時間が経過するにつれて低下。20日の朝方には20℃を切っています。5時の活動開始直後から外気になるので15℃ぐらいでしょうか。この日は雲が多かったですが、山頂では南からの空気は暖かく、北からの空気は非常に涼しかったですね。これが赤岳でぶつかっているようです。
平野では35℃ぐらいなので10度ぐらいは低い気温です。時々高いところはザックが太陽面に当たっているときだと思われます。午後5時以降は車内の気温です。

ウエアは下記です。トレッキングポールを持参しています。下りで使いました。ヘルメットなし。付けている人のほうが多かったですね。
- 上半身:ファイントラックのドライレイヤ+Patagoniaキャプリーンクールライトロングスリーブ
- 下半身:ノースフェース アルパインライトパンツ
- 手袋 :モンベルクール フィンガーレスグローブ
- 靴下 :モンベル ウィックロン5トゥソックス
- 雨具 :上 モンベルストリームパーカ、下モンベルストームクルーザーフルジップ
- 靴 :LOWA TICAM II
- ザック:ミレー サーフェスフェー 30L
赤岳への道は最初は沢沿いに苔むす森の中を癒されながら進み、高度を上げてくるともろい岩でできた岩稜帯に変わります。そこから岩登りを行って稜線に到達。そこからピークを目指す感じでした。完了帯のザレ、ガレと急斜面は要注意です。以下、詳細です。
やまのこ村の駐車場と赤岳山荘の写真です。下の駐車場の手前の赤いレヴォーグが私の車です。地上最低高は15cmです。他はだいたい車高の高い四駆ですね。超低速でサスペンションを沈めないことが鉄則です。一回ボトムを当てました。この駐車料金は一日千円です。




5時に出発。赤岳山荘から美濃戸山荘、登山口です。




今回は北沢を通って赤岳鉱泉、行者小屋、地蔵ノ頭から赤岳に向かいます。はじめは林道を歩いていますが途中から登山道に入ります。登山道分岐がわかりにくいです。そこからは苔むした森を歩き、川を渡りますます。








赤岳鉱泉です。小屋の脇を過ぎて行者小屋への分岐になります。





行者小屋です。ここから樹林帯を抜けて岩場に変わります。梯子をこえて見晴らし広がります。台座の頭と硫黄岳、硫黄岳、中岳と阿弥陀岳、赤岳と中岳、赤岳、、だと思います。






こんなところを登っていくと森林限界を超えてきます。阿弥陀岳と行者小屋です。


このあたりから森林限界を超えてきます。





地蔵ノ頭と赤岳頂上が見えてきました。赤岳天望荘があります。




ここから山頂へのとりつきに進みます。赤岳天望荘の脇で休憩して最後の登りに向かいました。赤岳天観荘の脇を通って登ります。途中で振り返った山荘の写真です。高度感があります。




ここからさらに上ります。鎖場を登り、眼下の行者小屋を眺め頂上を眺めて上るともうすぐ赤岳頂上山荘です。





ようやく山荘を超えたところが頂上です。11時。ここまで6時間の歩行でした。







ここから下りになります。下りは足裏に痛みがでたこととザレ場、ガレ場が滑りやすく、石をけって落石につながらないようすごく気を使ってあるくため疲れます。5時間かかりました。急ぐと危険。
















