投稿者「HiMi」のアーカイブ

燕岳

今年は上高地経由で槍ヶ岳までテント泊と計画していたのですが、事前の練習をする時間がなく不安…。それではと表銀座が美しくて燕岳から大天井岳、常念岳縦走、小屋泊の二泊三日はすでに取れず、逆方向の常念岳、大天井岳、燕岳しかとれませんでした。

日程は7月31、1、2としたのですがどうも今年は天気が安定しません。梅雨前線が東北に残っているため暖かい空気が本州に流れ込んでおり雨が降ります。常念の登山口は雨で橋が流されることが度々で、今も仮設になっていました。

初めての場所でもあり、天候も考慮して最終的に燕山莊に1泊2日で燕岳にチャレンジすることにしました。女王と呼ばれる燕岳の紹介はこちら

https://yamap.com/model-courses/181

8/1,2の日程としました。移動はレヴォーグで燕岳登山者用駐車場を目指しました。事前の調査でかなりの混雑との情報が多く、迷いましたが駐車場で仮眠前提でいってみてダメなら手前の有明温泉の駐車場まで戻るバックアップ計画を持って出かけました。

7/31の22時自宅発で1時30分ごろに登山口駐車場に到着。第三駐車場に空きが数台といった感じで早々に止めることができました。土日、秋の超ハイシーズンは無理そうですね。

2時間半ほど仮眠して、準備のあと登山口へ移動。5:00に登山を開始しました。昨年のブランクのためかかなり体力的が落ちていました。コースタイム4時間半が7時間かけて12:30に燕山莊に着きました。途中、中房温泉登山口から第一から第三ベンチ、富士見ベンチで富士山を見て合戦小屋まで。合戦小屋でスイカをいただきました。

途中で大腿四頭筋がつってしまい歩行困難となったので足を休めて、ミネラルと水分補給を十分行いペースも落としてなんとか上がりました。

表尾根向こうのたぶん大天井岳の山荘を眺めつつ見えてきた槍ヶ岳。その先ようやく燕山莊が見える。到着です。疲れた。大休憩してから燕岳に向かいます。

小屋から燕岳を見て、岩場、ザレ場を通ってイルカの岩。前に燕岳後ろに槍ヶ岳。そして頂上です。2763m。

帰り道で燕山莊を通り大天井岳から常念岳に向かう尾根道の景色。今の脚力ではいけませんね。眼鏡岩を通過して燕山莊に帰着。山荘から見た富士山のアップ。

夕方から夜を迎えます。夕暮れの富士山、槍ヶ岳方面の雲海、日没です。

翌朝の景色。7時ごろゆっくり下山。かなり足に来ていて下るだけでも5時間かかりました。下る前の小屋から見た市街側の雲海、槍ヶ岳、燕岳、富士山です。

表銀座入口の燕岳は美しく心動かしてくれます。空が近くて青が目に沁みます。来年は長く楽しめるように縦走してみたいですね。冬の景色も見てみたいですが、この尾根で風に吹かれると思うと条件は限られそうです。60歳半ばを超えた初心者の体には厳しい条件だと思います。最近、事故の報を多く聞きますので高齢者は過信することなきよう自戒をこめて我が身を振り返ります。

今回の荷物は12.5kgあったので、テント泊並みだったせいもあり、きつかったと思いますが、落ちた体力なりの歩き方とペースを見つけないと縦走はできそうにありません。もう一度トレーニングを計画します。