目次
はじめに
2020/11に車を換えました。今回の車を選択する基準は、運転支援機能と動力性能のバランスでした。最終候補はトヨタカローラツーリングかレヴォーグでした。省エネよりは高速道路でのパフォーマンスが自分の用途では必要との考えでレヴォーグに傾きました。ハイブリッド車ならいっそPHVかEVにして太陽光とつなげたるところまで予算内でできればそちらにする気持ちが強かったです。
自動運転について現状を調べる
さて、運転支援機能は自動ブレーキや渋滞支援追従などがあります。ここでは高速道路での渋滞時もしくは巡航運転でドライバーをを支援してくれる追従機能について考えます。
2017年にスバルアイサイト以外の他メーカーの運転支援機能がそろってきたことで、YouTube動画が盛り上がっていました。その後2020年に多くの新型車が発売され、自動運転機能装着車も増えましたが、自動運転機能そのものに大きな進歩がないためか、あんまりまとめて比較紹介されていません。
いくつか、2017年の動画を引用します。
動画だけでは加減速を感じたりできませんし、操作もどう感じるかわかりません。今回スバルのアイサイトツーリングアシストを購入したので、自動運転というもののフィーリングを説明してみます。
運転支援機能とは
ツーリングアシストと名前がついていますが、複数の機能が組み合わされて支援機能として動作するものです。以下のことを同時にやってくれます。
- 設定した速度で高速道路を巡行する。(クルーズコントロール機能)
- 車線が解る場合には車線に沿って進む。(アクティブレーンキープ機能)
- 前車との車間距離を保ちぶつからないよう追従する。(全車速追従機能)
こう説明されても意味がよくわかりませんよね。
高速道路の運転中には、例えば、100kmぐらいの速度で左車線を前の車との車間を保ちながら走ることがあります。若い人は追い越し車線を120kmぐらいで走るかもしれません。
この場合、人は前車との車間距離を保つためアクセルをオンオフして速度を調整しながらついていきます。これを常にやっています。前車との車間距離が狭いとアクセルだけでなくブレーキも使って操作します。一定速度で運転している時には前に車がいないこともあります。この時は定速で進むようにアクセルを制御しています。
自動運転は高速道路でのクルージングで車線を変えないで、前車に追従して走ることを車が自動でやってくれるという機能です。
また、渋滞中にも速度は違いますが同じことをしています。渋滞時には前車は停止、発進を繰り返しながら進みます。ドライバーはこれに追従して、ブレーキを踏み、停止してその間ブレーキを踏み続けて、停止時間が長い場合はサイドブレーキをかけます。
前車が発信するとブレーキを解除してアクセルを踏み速度を調整して、車間を保ちながら追従します。低速でのろのろ進み停止して再発進することが追加になりますが、追従は高速と同様です。
これも自動でやってくれます。
運転支援機能操作
操作は3点です。これはすべてハンドルについているスイッチを右手親指で操作します。ボタンを2つと上下スイッチ1つです。
- 全車速追従機能つきクルーズコントロールON
- アクティブレーンキープ機能をON
- クルーズ速度を設定
これだけです。自動で追従してね、渋滞の時もね。車線も自動で維持してね。今の速度なら流れに乗るのはこれぐらいのスピードで。といった具合でしょうか。
ヒューマンインターフェース
操作は簡単ですが、これだけで機能が働くわけではありません。車が機能を果たせるかはセンサーによって前車や車線が検出される必要があるからです。車線がなくて車線維持つまりレーンキープはできませんし、前車がなくて前車追従できません。
車が車線や前車をどう認識しているか、ドライバーにはわかりません。操作して機能を動かしてとお願いしたからにはどうなっているのか反応が欲しいですよね。
操作は、検出開始のためのトリガになります。その状態はメータパネルにある表示で示されます。車線であれば車線が白から緑に表示が変わると、車が認識したということになります。これによりレーンキープを開始します。
今車がどんな状態なのか、左の車線は認識できたか、右の車線は認識できたか、先行する前車は検出できたか。これらを表示画面と音で知らせてくれます。この状態になると機能表示の色を緑になり、制御が開始されます。
制御の自然さ
前の車に追従し始めた時の距離の取り方、加減速の仕方これらが違和感ない範囲で自然な感じで動くことに驚きました。不安感が少ないんです。車の動きが自分の運転とそれほど変わらないということです。
11/21にハイキングに行きました。5時台に出発したのですが東名高速が横浜町田インターで渋滞になっていました。この時に運転支援を使いました。
高速上で完全に停止する渋滞で、追突事故が右車線で発生していたこともありかなりの渋滞でした。のろのろ進んで停止、再発進、加速、停止、割り込みされてブレーキ、これらを自分でやらなくてもやってもらえるのはなんと楽なことか。
これは一度経験したらこの機能なしでは入れらないことになります。その後の、渋滞解消以降も設定速度を上げて運転してもらいましたがアクセルワーク、ブレーキ操作がいらない、ハンドル操作もいらないのはストレスが減ります。
あまり慣れると、どこかで困らないかと思うのですがそこは衝突軽減ブレーキなどが支援してくれるとありがたいのですが、試すことはできていません。車間が詰まってくると身構えることは身構えますがだんだんストレスは減ってきます。
ハンドルに手をかけていないとダメな場合、アイサイトでは、ステアリングに介入していないと警告が出ます。無視すると制御を停止します。
また、きついカーブではポンポンという音とヘッドアップディスプレー上のLED表示で警告し、制御を戻してきます。これもわかりやすいので運転を引き受けることができます。
この機能を重視して選んだのは正解でした。ここからもまだ進化していく途中ですがここまでできると次は大変でしょうね。
レヴォーグ新型が今年出ています。アイサイトXは高精度な3D地図情報をベースに運転を制御するそうです。50km以下なら渋滞追従時にステアリングから手を放しても大丈夫。また、現在制御を停止しているようなカーブも3D地図で検出してカーブ手前で速度を落とし安全に曲がるということです。それも自然な制御だそうです。
この分野の技術革新が楽しみになりました。